人生観

【ビール職人への道1】新卒でブリティッシュパブに入社した話

ブリティッシュパブで働く

大学時代からお酒が好きでした。

もちろんお酒の味って色々あって楽しいな〜って思ってたんですが何より

『お酒を通して誰とでも友達になれる』

ってすごいな、って思っていました。

だからこそお酒にたずさわる仕事がしたいなっと漠然と考えていました。

ある時高橋歩さんの『夢を形に』っていう本をよんでとても感動したんです。

自分で大好きな店を開いて、最高の仲間が集まって、事業も拡大していく、っという物語なんですが読んで感動してしまったんです。

『かっこいい‥』

自分もこんな人生を送りたい‥って本気で思いました。

これが僕の人生の始まりでした

働かせてくれる店を探す

IZAKAYAさんとの出会い

『自分で店を持つ』

そう決めてから行動は早かったです。

飲み屋街のありとあらゆるバーを巡りました。マスターと話してみて色々な話を聞かせてもらいながら、どこで働かせてもらおうか考えていました。

その日も色々なバーを巡り歩いていると変わった名前の店を見つけました。

『Bar IZAKAYA』

バーイザカヤ???

変わった名前に引き寄せられるかのごとく2階の店内に入ってみました。

ドアを開けるとびっくり、そこは1枚板の大きなバーカウンターのある、立派なオーセンティックバーでした。

おそるおそる中に入り、酒を注文。

マスターは60代くらいの頑固そうな人。

『こわっ‥』

そう思った僕は1杯飲んですぐに帰ろうかと思っていました。

『お酒が好きなの?』

っと話しかけてもらい、徐々に会話をしていきました。

話しをしてみると

意外にとても優しい

キッチンには奥様もいらっしゃって色々な話をしました。

後からわかったのですがここは姫路で一番歴史の長い老舗バー。マスターは姫路のバー業界のレジェンド的存在でした。

マスターとの話にすっかり魅了されてしまった僕は気がつくと

ここで働かせて下さい

とお願いしていました。

最初はびっくりしていたマスターですが、しばらく考えた後、明日とりあえず家に来るか?っと言ってくれました。

家?っと思いましたがとりあえず住所を聞いて翌日お邪魔する事に。

次の日自宅にお邪魔すると家の中にはマスターと奥さん、そして犬が一匹。

マスターは趣味の狩猟用の鉄砲の手入れをしながら色々な話をしてくれました。

・自分がなぜバーという業界に入ったのか

・姫路という町について

・趣味の猟銃について

しばらく話をしているとこう言われました。

これから時代、うちみたいなやり方は古い。知り合いで頑張っとるやつを紹介するからそこに行って来い

不思議と残念という気持ちよりも、この人が言うなら間違いない、と思い素直に受け入れられました。

ホサンナへ

紹介された店は『ホサンナ』

変な名前だな

と最初は思いましたがとりあえず行ってみる事に。

店内に入ると本場イギリスのパブをモチーフにしたおしゃれな空間に圧倒されていました。

カウンターに座り、1杯飲んだあと、熊のような大柄のマスターらしき人を発見。

『働かせて下さい』

とお願いしました。しかし返答は

『うーん、今は人がいっぱいおるから無理やなー』

そこで伝家の宝刀を使いました。

『イザカヤさんの紹介で来ました』

マスターは笑っていましたが『それを言われたら断れん』と言って無事働かせてもらえる事になりました。

新卒で水商売という選択

大学まで行って夜の仕事に就くなんて・

普通そう思いますよね。

大学では生物系の勉強をしていました。

親にパブで働くと言った時は激怒されましたね(笑)

せっかく大学まで行かせたのになんで飲食店なんや・

でも今でも思うのですが僕はスーツを着て、いやいや仕事をするような大人にはなりたくない。

高校時代、ひたすら勉強させたれていた、という反発心もあったんでしょうね。

1回切りの自分の人生、好きな事をして生きる

っと決めました。

もちろん好きな事を仕事にする、って難しい事ですし、お金に結びつかない事が多い。

家族を持った今では身に染みて感じます。

仕事をしていて楽しい、とか自分の子供がみてかっこいいな

って思ってもらえる生き方をしたい、って考えていました。

もちろん好きな事だけして、家族にはひもじい思いをさせる、なんて事はしたくない。

仕事としてするからにはお客さんに満足してもらい、しっかりとした対価をもらって家族も幸せにする。

このブログを通して

『好きな事を仕事にしたい』

そう思っている人の背中を後押しできればと思います。

もちろん道半ばですが^^;

これからも頑張ります!

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