人生観

【ビール職人への道2】ホサンナでビールに目覚めた話

はれてホサンナに入る事ができた僕ですが働いている間はとても楽しかったです。

もちろん覚える事ばかりで最初は大変でした。

ビール、ワイン、ウイスキー、カクテルなど

お酒は無限にあります。

大学生時代より勉強しましたね

でも好きな事をしているので仕事をしているという感覚はなく、楽しんで勉強していました。

もちろんお酒以外にも接客、イベント企画、料理など様々な勉強をさせてもらいました。

衝撃的なビールとの出会い

ホサンナに入った後気づいたんですが

ホサンナってバーじゃなくてパブだったんですよね

パブってそもそも何!?っていう方も多いと思うんですが

イギリスが発祥で、パブリックハウス(公共の家)の略称です。

日本でいうならお酒が飲める公民館みたいなものです。

最高ですよね(笑)

仕事帰りにビール片手になじみのパブでワイワイ楽しんで帰る憩いの場。

イギリス人にとってなくてはならない場所です。

店内にはかっこいい伝統的なビアタワーが並んでいます。

さて、何も知らずにパブに入った僕ですが

当時は特にビールが好き、というわけでもありませんでした。

むしろ組み合わせ次第で様々な味わいが生まれるカクテルの方が面白かったです。

ホサンナでも10種類以上のビールがありましたが

すごいなー

くらいしか思っていませんでした。

でも先輩でとてもビールが好きな方がいたんですね。

その人がある日

これ美味しいから飲んでみる?

と頂いたビールがありました。

それが

シメイ グランドレザーブ

ベルギービールの中でも歴史ある醸造所。

その中でもアルコールが9%、唯一ヴィンテージが入っているビールです。

最初にこのビールを飲んだ時が衝撃的でした。

なんじゃこりゃー!

まさに体中に電撃が走りました。

上品なアルコール感、なめらかな味わい、どっしりとしたボディ。

こんなビールがあるのか!?という衝撃を受けました。

ビールに目覚める

これがきっかけでビールに目覚めた僕はビールの面白さに目覚めました。

店内にあるビールはもちろん、酒屋さんで色々な瓶ビールを買ってきては飲んでいました。

飲めば飲む程奥が深い。

ワインみたいなビール、フルーツが入っているビール、10年以上熟成されたビールなど・

なんて幅が広いお酒だと思いました。

ワインとかウイスキーって奥への深みがありますよね。

○年熟成でとても深みがあるワインとか、とても余韻の長い味わい深いウイスキーとか。

でもビールは横に広いんですよね。

・黒いビールがあれば白いビールもある。

・苦いビールもあればすっぱいビールもある。

・いちごのビールがあれば味噌のビールがある。

何でもありです。

とても自由。

僕はそこがビールの一番の魅力だと思いました。

ビールに魅了された僕はちまたで開催されるビールイベントに顔を出すようになりました。

ビール職人と出会う

ビールイベントに遊びにいくようになって初めて『ビールを造っている人』と出会います。

ビール職人って堅くてこわそーな人ばかりかと思ってました。

実際全然そんな事ありませんでした。

みんなビールの事について聞くとそのビールへの思い、こだわりを楽しそうに語ってくれました。

かっこいい〜、と思いながら話を聞いていました。

しかも自分は今ビアパブで働いている取引先の立場。この立場を利用して

工場見学行かせて下さい!

とお願いして回りました。

皆さん快く引き受けて下さり色々な工場を見る事ができました。

(皆さんありがとうございました)

工場見学に行きまくる

ビールイベントで出会ったブルワー(醸造士)の方とアポをとった僕は、全国各地を飛び回りました。

連休が取れるたびに大阪、長野、岡山、静岡、山梨などを訪れ、実際の製造現場を見せてもらいました。

しかも皆さん忙しい中2時間、3時間としっかりと時間をとって説明してくれます(ありがとうございます)。

ブルワーさんと話す中で自分の中でうまれてきた感情がありました。

自分もビールが作りたい!

時間が経つにつれてこの思いが強くなりました。

そして色々と考える中である時心に決めました。

ビール工場で働こう

決めたはいいものはどうしたらいいんだろう‥

『ビール工場 求人』

なんて調べても出ないし、知り合いもいない。

結局分からないものの、とりあえず働かせてもらう場所を決めようと思いました。

ある日ビールマニアのお客さんから

『特別なビールイベントがあるから来る?』

と誘われました。

それは日本中からヘッドブルワー(醸造責任者)のみが集まる特別なイベント。

チケットも販売開始で即売り切れてしまう程人気のイベントでした。

これだ!

っと思った僕は『いきます!』と即答。

そのビールイベント心待ちにしていました。

大山Gビール工場長との出会い

そのイベントは大阪の、とあるビルの地下で行われていました。

中に入るとたくさんのビールファンと、ビール職人の方々。

各ブースでビールを注いでもらい、直々にビールについて聞く事ができます。

今ままでのビールイベントと違うのは、そこには経験を詰んだ熟練のビール職人しかいないという事

滲み出る雰囲気とか、ビールへのこだわりは特別なものを感じました。

色々な人と話をしていた僕ですが、ある時スキンヘッドに髭面の、超強面ブルワーさんを見つけました。

こわっ、と思ったと同時に直感が働きました。

この人だ!

おそるおそる話しかけてみました。

『姫路のホサンナというパブで働いている入山といいます!よろしくお願いします』

この人が後にお世話になる大山Gビールの工場長、岩田さんでした。

ビールを飲みながら、色々と質問させてもらいました。

驚いたのはその熱さです。

1つ聞いたら100返ってくる感じです。

この人はスゴイ・

そう思った僕は即工場見学お願いしました。

この後は次の話へ。

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