人生観

【ビール職人への道3】大山Gビールに運良く入れた話

とりあえず飛び込み!

大阪のビールイベントで大山Gビールの工場長と出会い、話す中で

『この人の元で働きたい!』

って思いました。直感で。

工場見学をお願いした僕は鳥取県大山まで車を走らせました。

工場見学に行ってきた

姫路から大山までは車で4時間くらい。

昼過ぎについて工場見学が始まりました。

最初は大山Gビールで使っている湧水の話。

大山には『地蔵滝の泉』という有名な湧水スポットがあるんですが

めちゃめちゃ綺麗なんです。

こりゃビールも美味しくなるわ・・

と納得する程。

続いて実際の工場を見せてもらいました。

工場内もピカピカ。

設備も1つ1つ綺麗に磨かれていました。

そして相変わらず岩田さんの熱量がすごい

1つ聞くと100返ってくる

もう圧倒されていました。

結局13時から17時までみっちり4時間

しっかりと説明してもらいました。

帰り際はもうフラフラ・・・

そしてお礼を言って帰る前に、したためておいた封筒を渡しました。

『ここで働かせて下さい!』

そう言って履歴書を渡しました。

岩田さんもびっくり

そりゃそうですよね。

こいつ何てやつだ!

って思われてたと思います。

一旦考えた岩田さんですが

『今は人が足りてるからねー。ちょっと相談してから連絡するね。』

とほぼお断りに近い事を言われました。

残念だけどしょうがないな・・・

そう思いながら姫路に帰りました。

返事が…

その後しばらくは何も返信がありませんでした。

はぁー、やっぱだめだったか。

そう思って諦めていたある日、岩田さんから電話がありました。

『前の件ですが‥たまたま1人辞める事になったんですよね。まだやる気ありますか?』

キター!!

っ心の中で叫びましたね(笑)

神様っているんだって思いました。

そして次回社長も含めて面接をする事に。

面接でまさかの‥

面接をする事が決まった僕は確信していました。

これはもう大丈夫だろ

わざわざ大山に来て工場見学をしにくる、という熱意を見せれたし・

1人席があいてるわけだし

完全に合格した気持ちでいました。

そして面接

面接当日、渋滞もあり17:00ギリギリで到着。

部屋に入ると社長と工場長が待っていました。

そして面接がスタート

『なんでビールを作りたいの?』

『わざわざ鳥取に引っ越すの?』

『大変だけどしっかり続けられる?』

色々な質問をされましたが全てポジティブに返答。

事前にシミュレーションしていたので我ながら完璧でした。

最後にこう聞かれました

『将来的にはどうしたいの?』

『はい、3年くらい必死でビール造りを覚えたらやめて自分のビールを作りたいです!』

その瞬間しーんっとしました。

当然ですが

『こいつ辞める前提か!』

って思われてしまいました。(そうなんですが)

当たり前ですが『辞めるつもりです!』って面接で言うやついないですもんね(笑)

『うちは長く働いてくれる仲間を探してるからねー』

『それなら他の所を探した方がいいんじゃないかな』

という話になりました・・・

相当焦りました。

『やっちまった〜!!』

って感じです(笑)

その後、どうしてもここで働きたいんです!という意思を伝えました。

せっかくここまで来たのでこのままでは終われない。

しばらく食い下がっていると

『んー、それなら1回やってみるか。気が変わるかもしれないし』

っと言ってもらいました。

本当にあの時は感謝の気持ちでいっぱいで、心の中で社長に土下座しました。

(社長ありがとうございます)

最後はもうクタクタでしたが・・・

帰り際、工場から見える大山を見ながら

とりあえずここで働ける!

っという実感がじわじわと湧いてきました。

嬉しい気持ちを抑えながら帰路につきました。

人の繋がりに助けられている人生

僕は色々な意味で運が良いと思います。

ビアパブを紹介してもらった時も、大山Gビールに入社できた時も本当にただのラッキー。

あの時IZAKAYAさんが紹介してくれなかったら…

同じタイミングで大山Gビールをやめる人がいなかったら

社長が『やってみるか』と言ってくれなかったら

今の自分はいないです。

猪突猛進な性格の僕を周りが受け入れてくれたこそ生きたいように生きられています。

いつか自分も周りの人に恩返しできるように頑張ります!

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